代表取締役 顧客開拓請負人 福永正也

プロフィール

1961年生まれ。愛知県出身。大阪大学工学部卒業後、住友重機械工業株式会社に入社し、4年目からコンピュータ・ソフトウエア関連業務に従事。 子会社にてソフトウェア企業では珍しい労働組合結成に書記長として参画、労務関連知識とともにいわゆる「人間を見る目」を取得する。
その後、株式会社オージス総研に転職。当時日本では珍しいクラスタ型24時間システム構築に従事。 10年あまりのSE従事期間において、上流から下流まで一貫した開発工程を経験するという稀有なキャリアを取得する。
そして、ソフトウェア関連発明の保護に興味を抱き、相談相手である弁護士、弁理士を探すも、そのほとんどが門前払いされるという実状に触発され、 自ら弁理士を目指し35歳で特許事務所へ転職。幸運にも37歳で弁理士試験に合格する。
その後、2006年に独立し、まったくの顧客数0(ゼロ)から3年間で30社を超えるクライアントを開拓。 開拓過程で編み出したカスタマー・シーディング戦術に基づく顧客開拓コンサルティングを2009年から本格的に開始する。 「明細書を500件作成すれば半人前」といわれる特許業界にて、独立までの10年間で明細書を作成した案件は1000件を超え、 うち半数以上がソフトウェア関連発明であるという豊富な経験に裏打ちされた確かな知財戦略眼とともに、 組合活動で得た「人間を見る目」をフルに活用し、実行する者の目線に立った実践的戦術指南に定評がある。

私の考え方

誰にでも、またどんな企業にでも歴史があります。そして、様々な出来事の中で絶えず困難な判断をしてきた結果として今があると考えています。 その歴史は唯一無二であり、皆さんのかけがえのない財産であると確信しています。
最近、よく個人に対しても企業に対しても「ブランド」を形成する必要性が声高に叫ばれています。 ただ、本当の意味で「ブランド」を形成するためには、商品やサービスの品質の高さも重要だとは思いますが、 私は確固たる哲学、及びその哲学を頑固に貫いてきた歴史がなければ、本当の「ブランド」にはなりえないと考えています。 したがって、皆さんが歩いてきた道程こそが、個人ブランド、会社ブランドの出発点になることは疑うまでもありません。
しかし、過去を整理して客観的に見る機会というのは、なかなか見つけにくいのが現実だと思います。 私は、多くの方々、多くの企業の方々に、自分の過去を振り返っていただき、自分たち自身の本当の「こだわり」を発見していただきたい、 そして、自らの「こだわり」を武器として、真の「ブランド」形成に邁進していただきたいと切に願っています。